見出し（全角15文字）
・NFTとは？
・NFTでなにができるの？
・NFTの活用事例
こんな悩みを解決できる記事となっています。
NFT（Non-Fungible Token）とは、ブロックチェーン技術を用いて、インターネット上のデジタルデータに所有権を明確に付与する仕組みです。
これにより、従来は容易にコピーされたり複製されたりしていたデジタルデータに価値を持たせることが可能になりました。
従来のデジタルデータは容易にコピーされるため、その価値を上げることが難し状況でした。しかし、NFTを利用することでデータの所有者が明確になり、コピーや複製ができなくなり、デジタルデータにも価値が付与され、NFTマーケットプレイスで盛んに取引されるようになりました。
NFTはアート、音楽、ゲームなど、さまざまな分野で活用されており、個人が自分の作品をNFTとして作成し、販売することも可能です。
この記事では、NFTの概要や特徴、そして具体的な活用方法について詳しく説明します。
-
-
NFTの始め方、買い方・購入方法も解説
続きを見る
目次
NFTとは？
NFT（Non-Fungible Token）とは、「ノンファンジブル・トークン」の略称で、日本語では「非代替性トークン」という意味です。
「非代替性」とは、何か別のものと交換できないことを指し、一方、「代替性」は誰と交換しても価値が変わらないことを表します。例えば、お金や仮想通貨は代替性のあるトークンです。
NFTはブロックチェーン技術を使用しており、一度情報がブロックチェーンに書き込まれると、コピーしたり改ざんしたりすることができません。また、ブロックチェーンに書き込まれた情報は誰でも閲覧可能であり、NFTの所有者の履歴を確認することもできます。
これによりデジタルデータの所有者が明確になり、価値が付与できるようになりました。
NFTはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで取引されており、その価値は数百円から数億円までさまざまです。
同様に、仮想通貨（暗号資産）もブロックチェーン技術を使用しており、安全性と透明性の高いお金のやり取りが可能になりました。
代替性、非代替性とは？
「代替性」とは替えが効くという意味ですが、例えばAさんが持っている100円とBさんが持っている100円は全く同じ価値の物で、入れ替えても価値は変わりません。
このように、誰が持っていても価値が変わらず入れ替え可能なもののことを「代替性」と言います。
「非代替性」とは替えが効かないという意味で、AさんとBさんが同じTシャツを持っていたとします。
しかしAさんのTシャツには有名人のサインが入っていたとしたらどうでしょう。同じTシャツでも全く価値が違ってきます。
これが「非代替性」替えが効かない、唯一無二の価値あるものという意味です。
NFTの特徴
NFTには、以下のような特徴があります。
NFTの特徴
・コピーや改ざんができない。
・価値そのものを移転できる。
・誰でも作成や売買が可能。
・ロイヤリティを設定できる。
コピーや改ざんができない
NFTはブロックチェーン技術を利用しており、データのコピーまたは改ざんはほぼ不可能です。
一度ブロックチェーンに情報が書き込まれると、後から変更することができません。これは、ブロックチェーンがデータをハッシュ値として暗号化し、元のデータを復元できないようにしているためです。
もしデータを改ざんしようとすれば、全てのデータを書き換える必要があるため、理論上不可能となっています。
デジタルデータに価値を付けれる
NFTを利用すると、インターネット上のデジタルデータに価値を付けれます。
従来、インターネット上のデジタルデータは誰でも簡単にコピーしたり複製したりできたため、それに価値を付けることは難しい状況でした。しかし、NFTを利用することで価値を付与できるようになりました。
NFTはコピーまたは複製が不可能であり、所有者も明確に分かり、デジタルアートや音楽、ゲーム内のアイテムなど、デジタルなものであればNFT化できます。
このため、NFTは現在活発に売買され、様々な業界で活用されています。
誰でも作成や売買が可能
NFTは誰でも作成し、売買することができます。
NFTマーケットプレイスを利用すると、手軽にアイテムを出品し、気軽に取引できます。
専門的な知識は必要なく、販売価格なども自由に設定でき、OpenSeaでは無料で出品できます。
NFTを利用するには、仮想通貨取引所の口座と、メタマスクというウォレットが必要ですがどちらも無料で利用可能です。
NFTを自分で作ってみたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
≫【無料ツールあり】NFTアートの始め方・作り方と作成ツールも紹介【スマホOK】
≫【初心者向け】スマホでNFTを始める方法を解説【PC不要】
ロイヤリティを設定できる
NFT作成者はロイヤリティを設定することで、2次流通時に収益の一部を得ることができます。
NFTにロイヤリティを設定することで、クリエイターが永続的に収益を得る仕組みが可能となり、NFT作成者は作品が売れた後も、永続的に収益を得ることができるようになりました。
NFTの活用事例
NFTは何に使われ、どのような事ができるようになるのか例を挙げて解説していきます。
NFTの活用事例
・アート
・ゲーム
・メタバース
・ファッション
アート
アートの世界では、NFTの利用が盛んに行われています。
アート作品をNFTにすることで、その正統性を確認し、コピーまたは改ざんを防ぐことが可能になりました。
NFTは、絵画、イラスト、ドット絵、キャラクター、写真など、デジタル形式のあらゆるものをNFTとして販売することができるようになりました。
例えば、2021年3月にはデジタルアート作家であるマイク・ウィンケルマン氏（通称ビープル）の作品「Everydays-The First 5000 Days」が約75億円で落札されるなど、NFT市場は活気づいています。
また、コンピュータが大量に自動生成した特定の特徴を持つキャラクター、いわゆるジェネラティブNFTも人気が高まっています。例えば、CryptoPunksやBored Ape Yacht Clubなどのコレクションは、高いもので数億円で取引されています。
日本でも、イケハヤ氏が運営する「Ninja DAO」からリリースされたCrypto NinjaをはじめとするさまざまなNFTが人気を集めています。
最近では、NFTのアートやキャラクターを自身のSNSのアイコン（PFP）にする人が増え、その姿をよく目にするようになりました。
ゲーム
ゲームの分野でもNFTの活用が広まっています。
従来のゲームではプレイヤーが育てたキャラクターや手に入れたアイテム、ゲーム内の通貨はほとんど価値がありませんでした。
しかし、ゲーム内のキャラクターやアイテムをNFT化することで、プレイヤーが自由に売買できるようになり、ゲームをプレイして収益を得る「Play to Earn」が可能となりました。
「Play to Earn」のようにゲームをプレイして稼ぐ以外にも「歩いて稼ぐ」「寝て稼ぐ」のような様々なアプリが出ており、今後も「○○して稼ぐ」というようなゲームがどんどん出てくるでしょう。
従来のゲームではRMT（リアルマネートレード）と呼ばれる方法で売買が行われることがありましたが、ほとんどのゲームではこれが禁止されており、プレイヤー同士の取引は許可されていませんでした。しかし、デジタルデータのNFT化によってこれが可能になりました。
また、ゲーム内の通貨も仮想通貨として現金に換金できるようになり、単に楽しむだけでなく、プレイしながら収益を得ることも可能になりました。
このようなNFTを活用したゲームは、NFTゲーム、ブロックチェーンゲーム、またはGameFiと呼ばれています。
メタバース
仮想空間の中で、「もう1つの世界」を体験できるのがメタバースです。
メタバースは、インターネット上の仮想空間で、自分の分身となるアバターにNFTの洋服やアイテムを装着することができます。
メタバースでは、アバターに好みの洋服を着せたり、ファッションを楽しんだり、NFTアートの展示会を楽しんだりすることができ、様々なイベントや交流も行われています。
各メタバースにはそれぞれ対応したNFTアイテムがあり、NFTマーケットプレイスで売買されており、不要になったアイテムは売ることもできます。
今後は、様々な特徴をもったメタバースが登場することが期待されています。
例えば、自分自身や現実の物をスキャンして仮想空間に持ち込めるようになる「Metahero（メタヒーロー）」のようなプロジェクトもあり、将来的には「ソードアートオンライン」のような世界が実現するかもしれません。
ファッション
ファッション業界でも、NFTが盛んに活用されています。
有名ブランドのLouis Vuitton（ルイヴィトン）、Gucci（グッチ）、NIKE（ナイキ）、BURBERRY（バーバリー）、BVLGARI（ブルガリ）などの、ファッションのNFTをメタバース内に持ち込み、自分のアバターに着せてオシャレを楽しんだり、ゲーム内で使用したりすることができます。
ファッションNFTを購入すると、実際の製品も手に入れることができる場合もあり、多くの有名ファッションブランドがこの分野に参入しています。
ファッションをNFT化することで、コピー品や偽造品の流通を防ぐことができ、製品が本物であるかを証明することができます。
NFTの始め方・買い方
NFTは、以下の3つの手順で購入することができます。
手順①：仮想通貨取引所の口座開設
手順②：メタマスクの準備
手順③：NFTマーケットプレイスに登録
手順①：仮想通貨取引所の口座開設
まず、NFTを購入するには仮想通貨を購入する必要があります。そのためには、仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。
口座開設は無料で、初心者でも使いやすい国内利用者数No.1のコインチェックがおすすめです。
仮想通貨を購入する際は、NFT購入時に使われることが多いイーサリアム（ETH）を購入しましょう。
手順②：メタマスクの準備
次に、仮想通貨専用のウォレットである「メタマスク」を作成します。
NFTが売買されているNFTマーケットプレイスでは、メタマスクなどのウォレットをサイトに接続することで利用できます。
メタマスクの作成や利用は無料ででき、自分の仮想通貨を管理するためのウォレットです。NFTだけでなく、他の仮想通貨の管理やNFTゲームをプレイする際にも必要になるため、事前に作成しておきましょう。
メタマスクを作成したら、購入したイーサリアムをメタマスクに送金しておきます。
≫【最新】MetaMask（メタマスク）の登録方法・入金・使い方を解説
手順③：NFTマーケットプレイスに登録
最後に、NFTマーケットプレイスに登録しましょう。
先ほど作成したメタマスクをサイトに接続するだけで、簡単に登録を完了させることができます。NFT購入時にメタマスクに送金したイーサリアムから、購入したNFTの代金が引かれます。
最初に利用する際におすすめなNFTマーケットプレイスは、作品数やユーザーが多く、使いやすい世界最大級のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」です。
≫【初心者向け】OpenSea（オープンシー）の始め方と使い方
まとめ
NFTとはなんなのか、そしてどのような技術が使われているのか、ざっくりと理解できたのではないでしょうか。
ブロックチェーン技術を利用して、デジタル上の物の所有権をはっきりさせ、コピーしたり改ざんされたりすることを防ぐことで、これまで難しかったデジタルアイテムに価値を与えることができるようになりました。
NFTはアートやゲーム、ファッションなどのさまざまな業界で使われており、今後ますます普及していくでしょう。
NFTは、誰でも簡単に作成したり売買したりでき、二次流通時にもクリエイターに収益が入るなど、これまでになかった新しい可能性が広がる技術です。
NFTを購入したり、自分で作って販売したりしたいという方は、まずは初心者でも使いやすく、ユーザー数国内No1の仮想通貨取引所のコインチェックで無料口座開設し、イーサリアム（ETH）を購入してみましょう。
NFTについてのオススメ書籍
